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「ディスタービア」は
監督に「テイキング・ライブス」のD・J・カルーソー 。
出演は「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ、「マトリックス」でトリニティを演じたキャリー=アン・モス、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「グリーンマイル 」など人気作多数の名脇役デヴィッド・モース、「呪怨 パンデミック 」のサラ・ローマー、実年齢28歳で高校生を演じれるアーロン・ヨー で放つサスペンス・スリラー。
暇つぶしで近所の覗き見を始めた主人公が、奇怪な光景を目撃したことから事件に巻き込まれていくさまをスリリングに描く。
ストーリーはこんな感じ
父親を交通事故で亡くして以来、自暴自棄になっていたケールは学校で教師を殴る事件を起こしてしまう。そして裁判所から3ヶ月間の自宅軟禁処分を言い渡され、行動範囲の半径30メートルを越えると警察へ通報される監視システムを足首に取り付けられる羽目に。こうして暇を持て余し、ある時ふと近所の覗き見を始めたケールは・・・
キャッチコピーは「リセット不能の覗き見ゲーム」
主人公の行動に制限をつけた「のぞき」の作品といえばヒッチコックの傑作「裏窓」だが、この作品は一部で「現代版裏窓」とも言われており、シチュエーションなど似ていて確かにインスパイアされているのがわかる。
また主人公が高校生ということで初々しい恋愛ドラマ部分もあり「のぞき」を逆に利用した非常に興味深い内容になっている。さらに若者の三種の神器であるiPod、PC、携帯電話を巧みに使い、デジタルビデオカメラやYouTubeやXBOXまでが登場し、観る側としては若者を含め現代人なら最近身近になったアイテムのため作品にも抵抗なく自然に惹きこまれていく。
だが、この現代で変質者以外の普通の若者に「のぞき」をさせるのは本来難しい。主人公は現代の若者であり先ほどの三種の神器にオンラインゲームがあれば逆に3ヶ月の自宅謹慎など長期休暇気分で楽勝だ。私なら喜ぶ。そこで制作陣は悩んだらしいのがだが、母親がTVの線をはさみで切断し、ネットも全て解約してしまい新たな遊びとして「のぞき」を始めさせる。という案に落ち着いたとのこと。
マイナスポイントは
オープニングのシーンで監督が「僕が作ってるんだよ」と観客に意思表示しているかのように「テイキング・ライブス」にそっくりの強烈な事故シーン。わかる人にはニヤリとできるとこから始まるのだが、そこまで酷い描写では逆に客が引いてしまい悪印象だったことと、一番肝心な犯人の殺人動機が薄っぺらいことだ。他にもツッコミどころが多いが、観終わった後に友人や恋人と食事でもしながらこの作品の話しを盛り上げるために用意したんじゃないかと思わせるほど「ありえない」ところもあるが、そこは観てからのお楽しみだ。
最後に
原題の「Disturbia」という英語だが、これは造語であり、Suburbia(郊外に住む人たちの生活の様子や素行の意)とDisturb(邪魔する、心配させる、不安にさせるなどの意)を組み合わせたものである。
初日のPM6:00に観に行ったが観客は7人だったが意外に面白かった「ディスタービア」ドキドキ・ハラハラしたい方にはオススメ!
合わせて「裏窓」と見比べながら この週末にいかが?
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似顔絵はツカエルサイトで作成しました。