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「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」は主演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、 ジェフリー・ラッシュ、チョウ・ユンファ、ビル・ナイ、キース・リチャーズ。監督:ゴア・ヴァービンスキー、製作:ジェリー・ブラッカイマーで贈るアクション・アドベンチャー。

大ヒット映画なのでご存知の方も多いと思うが、本作品はディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」を映画化した「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの3作目。

今回は、あのキース・リチャーズが出ている!
(イギリスのロックバンド、ローリング・ストーンズのギタリスト64歳)
何故「!」かと言うと主演のジョニーデップは、主人公ジャック・スパロウ船長を演じるにあたり、キースをイメージして演じたと公言していたのでまさかの出演に驚き期待していたからだ。
また、アジアの名優チョウ・ユンファもかなりうれしい。

ストーリーはこんな感じ
デイヴィ・ジョーンズの心臓を手中に収め強大な支配力を得た東インド会社のベケット卿は、世界制覇を目論み次々と海賊たちを撃破、ついに海賊の時代は終焉を迎えようとしていた。そこで海賊たちは、最後の望みである“伝説の海賊”9人を招集し、世界中の海賊たちによる全面対決に挑むことに。しかし、その9人のうちのひとりがクラーケンに飲み込まれてしまった生死不明のジャック・スパロウ(ジョニデ)だと判明。やがて、ウィル(オーリー)やエリザベス(キーラ・ナイトレイ)たちは、溺死した船乗りが囚われているという“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”にジャックがいると確信し、救出に向かうのだが…。(一部引用allcinema)
こんな感じ。

では45点という低めの点数についてだが・・・
主役を3人(ジャック・ウィル・エリザベス)にしたことがここにきてボディブローのように効いてきた。誰をたたせて進行しているかがわからない。各々が好きなことをやり始め信頼関係や友情関係が乏しく裏切ってあっちに付き、こっちに付きを3人共に繰り返し誰が味方で誰が敵なのか、そもそも裏切ることで何がどうなるのかも判らない有様でグダグダと進行していく。はっきり言って破綻している。
3人ももう主役に見えない。

主役と言えば今回バルボッサにやたらとスポットがあたっており何故か好感を持ってしまう「良いオヤジ」に見え主役にまで思えてくる。また今回は特にジャックは行き当たり場当たりで動いておりほとんど活躍していない。その上キース演じる○○が登場でジャックは小物扱いで影が薄くなる。共演はうれしいがこのシーンはナンセンスだ。

他の重要な準主役級の  ノリントンとエリザベスのお話し。デイビィ・ジョーンズ&ティア・ダルマの過去のお話し。靴紐のビルのお話し。と彼らにも十分な活躍の機会を与え、やらな ければならないエピソードも多く、それが”主役が主軸の本筋”に当然カットインされていくわけだからなおさらグダグダし観客は170分間あたまの中で振り落とされないように整理し続けなければならない。
全員の活躍バランスを均等化してしまった結果、誰が主役かわからなくなってしまっている。また「本当に重要な話し」を含め全てのエピソードが説明不足で深みがなく求心力にも欠ける。“伝説の海賊”9人が集る事に何の意味があるのかも不明。

一例として挙げるとジャックはいきなり伝説の海賊!ってことになっている→根拠がない説明がない→観終わった後にストレスを感じる。こういったことが多いのもダメポ。

あと「見せ場」についてだが、これが少ない。170分もあるのだからクライマックスシーン的な「見せ場」というかスペクタクルは、たくさんないと観ていてしんどい。これが製作費2億ドルの映画とは信じられない。前作でジャックを飲み込み“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”に連れ去った巨大イカなんぞの結末は最悪だ。

回を追う毎に破綻度は増していると思ってはいたが正直ここまで酷評しなければならないのは残念だ
ここでどれだけ破綻しているかについてはネタバレな部分にあたるので紹介しないがツッコミどころがめちゃめちゃあるのでそれは観てのお楽しみ。?

しかし45点。これは冒頭のシンガポールのセット(安物セット)はともかく「パイレーツ・オブ・カリビアンの世界観」が予想以上にスケールアップされており、強烈なキャラクターを含め映画というよりもテーマパークの楽しさに近い魅力はたいしたものでダメダメな欠点がモロわかりなのにエンタテイメントとして完成しており満足してしまうのだから、映画は理屈だけで量れないモノだと思わざるを得ない。十分楽しめた。
破綻したバランス&脚本などを引いても45点残っている

これから鑑賞される方へのご注意です。
■1作目・2作目を見ていない方には100%まったく意味がわからない映画なので間違っても劇場に行ってはいけない。
■1度しか見ておらず、大まかな流れはわかるが細かな解消されていない謎や伏線をお忘れの方も同じく劇場での鑑賞は、おすすめ出来ない。復習してから観てください
■上映時間170分。予告や広告を含めると189分あるの で昼食前または夕食前にトイレを済ませてからの鑑賞をオススメします。要は途中に満腹で眠くなるしトイレにも行きたくなってしまう。しかも私のように23 時30分から観てしまうと帰宅する時間は午前4時前になってしまう。もちろん鑑賞途中眠い。(ちなみに大阪なんばマルイ内のTOHOシネマズなんばで関西 最大規模の6.9×16.6mのスクリーンで鑑賞)
■マニアの方に吉報!変で間違った日本文化も出てた!見逃さないようご注意下さい。
真のエンディングがあるためエンドロールが終わるま席を立ってはいけない。

しかし不親切だ。せめて真のエンディングを臭わせたりエンドロール中にも楽しめる映像を付ける等、観客が席を立って帰らないよう工夫しなければ3時間も観た後なんだからみんな帰ってしまう。ディズニーも「まずいだろう」と鑑賞前に渡される小冊子にはその注意が書かれている。だが劇場スタッフは「この小冊子は必ず鑑賞後にお読み下さい」ってバカなことを言って渡していた・・・カバンやポケットに入れてしまい気づかず帰ってしまう。ちなみにこの小冊子は良く出来ていて軽く前作を復習でき相関図もありがたい。「鑑賞後にお読み下さい」ってのは圧着された見開き部分を指している。

 一緒に吹き替え版も公開しているがお子様はトイレにもいかず途中寝ることなく物語も理解でき、笑顔で帰れるのかとても不安である。親御さんはそういったお子様に腹を立ててはいけない。悪いのは2億ドルは使えるが、そういった気遣いが出来ない制作陣及び世界のディズニーなのだから。

点数や批判内容は別にして1作目・2作目を観た方は絶対観たいこの3作目、劇場の大スクリーンでの鑑賞をおすすめします。注意点をご理解の上、この週末の映画にいかが?

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やっぱり大日本人でしょ
NONAME 2007/05/29(Tue)09:07:02 編集
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