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「裏窓」は今から53年前に作られた1954年のおすすめ古典サスペンス。というか名作。
何度か見た映画だが最近もう一度見る機会があり、また、僕を映画好きにしてくれた1本ということもあり書くことにした。ちなみに初めて観たのは中学校三年生の頃。
製作:監督:アルフレッド・ヒッチコック原作:コーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)出演:ジェームス・スチュアート、グレイス・ケリー、レイモンド・バー、セルマ・リッター。
取材中に足を骨折し、ギプスをはめて家で療養中のカメラマンのジェフは日がな一日裏窓から近所の人々を眺める生活。下着姿で踊る若い女性をミス・トルソなどと名づけながら、恋人のリザとの結婚に頭を悩ませたりしていた。そんなある日、病床にある妻とセールスマンの夫との激しい口論を目撃、その日の夜中、雨が降りしきる中男が何度も出かけるのを不審に思ったジェフは殺人事件ではないかと考える…
何度か見た映画だが最近もう一度見る機会があり、また、僕を映画好きにしてくれた1本ということもあり書くことにした。ちなみに初めて観たのは中学校三年生の頃。
製作:監督:アルフレッド・ヒッチコック原作:コーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)出演:ジェームス・スチュアート、グレイス・ケリー、レイモンド・バー、セルマ・リッター。
取材中に足を骨折し、ギプスをはめて家で療養中のカメラマンのジェフは日がな一日裏窓から近所の人々を眺める生活。下着姿で踊る若い女性をミス・トルソなどと名づけながら、恋人のリザとの結婚に頭を悩ませたりしていた。そんなある日、病床にある妻とセールスマンの夫との激しい口論を目撃、その日の夜中、雨が降りしきる中男が何度も出かけるのを不審に思ったジェフは殺人事件ではないかと考える…
ストーリーはこんな感じ。
ヒッチコックは「サイコ」「鳥」「めまい」「知り過ぎていた男」「北北西に進路を取れ」「疑惑の影」など書ききれない程、数多くの名作を手掛けたあまりにも有名な映画監督でサスペンスの神様と呼ばれてる。
「たかが映画じゃないか」が、撮影現場での口ぐせなのにもかかわらず妥協を許さなかったという。
「サイコ」の出演者ジャネット・リーにいわせると「そう、たかが映画ね。サイコのわずか45秒のシーンに7日間かけ、70回もカメラアングルを変えただけですもの」は有名な話。
あと自分の作品には「お遊び」があり、見る方の楽しみの1つとして必ずどこかにほんの一瞬だけ姿を出すことも有名。
で、この「裏窓」がおもしろい点をいくつかあげてみる、
1つ目は劇中ほぼ全編にわたって撮影のカメラがジェフの部屋から出ない。動けない主人公に視線を固定し、観客をもその部屋の中に閉じ込めることによって不自由さを生み、そこからサスペンスを作り出すヒッチコックの腕はさすが。
2つ目は全編セット内のみの撮影である。巨大なセットは、完成まで半年かかったそうだ。グリニッチ・ヴィレッジのアパートの写真が1000枚以上撮影され、写真を参考に設計し、劇中のアパートがスタジオいっぱいに建てられた。造られた部屋は30部屋もあり水道や電気も引かれ、望遠レンズで覗いたときに違和感が出ないよう小道具も全て本物が置かれている。また映画の冒頭で、このアパートの全貌がワンシーンの長回しで撮られているのもおもしろい。
3つ目は映画の作り方としてだが、よくある作り方でサスペンスという主プロットに対し、恋愛というサブプロットが設定される。この映画も例外ではないのだが、この映画ではさらに、殺人事件がおきたらしい部屋以外の覗き見できる住人の個々の物語(生活)というたくさんのサブプロットが存在する。しかもそれをセリフを使わずに表現している。他にも冒頭でジェフの境遇をセリフ無しでしかも1カットで説明している。さすがヒッチコックと感じた。
ストーリーだけだと50点ぐらいだが、こういった予備知識を持って見て頂くとこの映画の評価が90点なのにも納得いただけるのではないかと思う。
でも実は高得点の理由にはもう1つある。そうそれはあのグレイス・ケリーだ。
グレイス・ケリーといえばファッションセンス、シンデレラストーリー共に今現在も多くの女性の憧れで彼女を崇拝する女性は数多い。さらに長女の妊娠を悟られないようにエルメス社のバッグ「サック・ア・クロワ」で腹部を隠した事でバッグが有名になり、そのバッグが「ケリーバッグ」と改名されたのも有名な話。
そんな彼女は映画界に身を置いたわずか7年間で11本の作品を撮っている。裏窓は彼女が二番目に美しいと思う映画だ。ちなみに「上流社会」での彼女が1番美しいと思っている。もちろん僕の勝手な意見だ。
で、「裏窓」での彼女の演技は艶やかで非常にうまい。一途で健気で、たまに大胆、しかもお嬢様というありがちなキャラクターで当時の世界中の男を虜にしたのは正に見事であり総合して90点の高得点。
ヒッチコックとグレース・ケリーの他の作品:「ダイヤルMを廻せ!」「泥棒成金」
全体的な立ち居振る舞いから雰囲気を含め正直好みの女性である。J・スチュアートと旦那のモナコ大公レーニエ3世が羨ましい。きっと同意見の方は多いはず。日本人が数々の刺激を受けた女性であり当然かとも思う。
刺激内容はコレ↓
金髪=外人という印象を日本のアニメや漫画の中で取り上げられられることとなった。(それを意識したキャラが多い。現に『ドラゴンボール』でサイヤ人の髪の色が途中金髪になったり、芸能人がやたらと金髪に染めるのは白人コンプレックスの現れである。80年代のキャラが目が青いのはその為。)
(ウィキペディアより)
いろいろ余談も多かったが最後に一言。
ほぼ一部屋で完結している話にも拘わらず、全く飽きさせず緊張感の持続する上質なサスペンス。ラストのユーモアも良く、見てない方も見たことがある方も、見てもらいたいおすすめ映画だ。
ヒッチコックは「サイコ」「鳥」「めまい」「知り過ぎていた男」「北北西に進路を取れ」「疑惑の影」など書ききれない程、数多くの名作を手掛けたあまりにも有名な映画監督でサスペンスの神様と呼ばれてる。
「たかが映画じゃないか」が、撮影現場での口ぐせなのにもかかわらず妥協を許さなかったという。
「サイコ」の出演者ジャネット・リーにいわせると「そう、たかが映画ね。サイコのわずか45秒のシーンに7日間かけ、70回もカメラアングルを変えただけですもの」は有名な話。
あと自分の作品には「お遊び」があり、見る方の楽しみの1つとして必ずどこかにほんの一瞬だけ姿を出すことも有名。
で、この「裏窓」がおもしろい点をいくつかあげてみる、
1つ目は劇中ほぼ全編にわたって撮影のカメラがジェフの部屋から出ない。動けない主人公に視線を固定し、観客をもその部屋の中に閉じ込めることによって不自由さを生み、そこからサスペンスを作り出すヒッチコックの腕はさすが。
2つ目は全編セット内のみの撮影である。巨大なセットは、完成まで半年かかったそうだ。グリニッチ・ヴィレッジのアパートの写真が1000枚以上撮影され、写真を参考に設計し、劇中のアパートがスタジオいっぱいに建てられた。造られた部屋は30部屋もあり水道や電気も引かれ、望遠レンズで覗いたときに違和感が出ないよう小道具も全て本物が置かれている。また映画の冒頭で、このアパートの全貌がワンシーンの長回しで撮られているのもおもしろい。
3つ目は映画の作り方としてだが、よくある作り方でサスペンスという主プロットに対し、恋愛というサブプロットが設定される。この映画も例外ではないのだが、この映画ではさらに、殺人事件がおきたらしい部屋以外の覗き見できる住人の個々の物語(生活)というたくさんのサブプロットが存在する。しかもそれをセリフを使わずに表現している。他にも冒頭でジェフの境遇をセリフ無しでしかも1カットで説明している。さすがヒッチコックと感じた。
ストーリーだけだと50点ぐらいだが、こういった予備知識を持って見て頂くとこの映画の評価が90点なのにも納得いただけるのではないかと思う。
でも実は高得点の理由にはもう1つある。そうそれはあのグレイス・ケリーだ。
グレイス・ケリーといえばファッションセンス、シンデレラストーリー共に今現在も多くの女性の憧れで彼女を崇拝する女性は数多い。さらに長女の妊娠を悟られないようにエルメス社のバッグ「サック・ア・クロワ」で腹部を隠した事でバッグが有名になり、そのバッグが「ケリーバッグ」と改名されたのも有名な話。
そんな彼女は映画界に身を置いたわずか7年間で11本の作品を撮っている。裏窓は彼女が二番目に美しいと思う映画だ。ちなみに「上流社会」での彼女が1番美しいと思っている。もちろん僕の勝手な意見だ。
で、「裏窓」での彼女の演技は艶やかで非常にうまい。一途で健気で、たまに大胆、しかもお嬢様というありがちなキャラクターで当時の世界中の男を虜にしたのは正に見事であり総合して90点の高得点。
ヒッチコックとグレース・ケリーの他の作品:「ダイヤルMを廻せ!」「泥棒成金」
全体的な立ち居振る舞いから雰囲気を含め正直好みの女性である。J・スチュアートと旦那のモナコ大公レーニエ3世が羨ましい。きっと同意見の方は多いはず。日本人が数々の刺激を受けた女性であり当然かとも思う。
刺激内容はコレ↓
金髪=外人という印象を日本のアニメや漫画の中で取り上げられられることとなった。(それを意識したキャラが多い。現に『ドラゴンボール』でサイヤ人の髪の色が途中金髪になったり、芸能人がやたらと金髪に染めるのは白人コンプレックスの現れである。80年代のキャラが目が青いのはその為。)
(ウィキペディアより)
いろいろ余談も多かったが最後に一言。
ほぼ一部屋で完結している話にも拘わらず、全く飽きさせず緊張感の持続する上質なサスペンス。ラストのユーモアも良く、見てない方も見たことがある方も、見てもらいたいおすすめ映画だ。
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似顔絵はツカエルサイトで作成しました。
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