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「イルマーレ(ハリウッド版)」は2001年に製作された同名の韓国映画をリメイクしたファンタジー・ラブストーリー。監督はアルゼンチン、オランダを経てハリウッドに辿り着いたベテラン映像作家アレハンドロ・アグレスティ。主演は「マトリックス」「スピード」のキアヌ・リーブス、「デンジャラス・ビューティー」「スピード」のサンドラ・ブロック。「スピード」の共に実年齢42歳のコンビが12年ぶりに共演したことでも話題になった映画。余談だが2人は普段から食事に行ったり飲みに行ったりするほど大の仲良しらしい。またサンドラは今作撮影中に結婚している。
内容は、ガラス張りの“湖の家”から引っ越すことになったケイト(サンドラ)が次の住人に宛てた手紙が驚くべきことに、なんと時空を超えて2年前の住人アレックス(キアヌ)の元へ届いてしまい、その2年の時を隔てたまま不思議な文通によって二人は互いに心を通わせていく。というストーリー。
リメイクということで韓国版といくつか相違点はあるもののお洒落な湖の家と湖畔の美しい風景、その中で素敵なラブストーリーが始まるというストーリーや基本概念は、ほぼ同じ。韓国版ではタイムパラドックスを無視したエンディングだったため悪評が広まっていたがそこも修正され、うまくまとめられている。また本家よりも洗練され、しっとりとした雰囲気に仕上がり大人のラブストーリーが楽しめる作品。静かな恋愛映画がお好きな方にはオススメだ。
恋愛モノには演技力も重要だが主演のキアヌ・リーブスは、その立派な経歴の割に未だ演技派俳優として位置づけるには少し無理がある。スクリーンの中での彼の存在感や魅力は他から頭ひとつ出るようなスター性を強く感じるが、役者としての彼のちょっとした演技、たとえば今作品においても、クシャミや号泣するシーンで「演技」を意識させるぎこちなさがあり興冷めする。また サンドラ・ブロックの演技は、とても新鮮に感じた。「デンジャラス・ビューティー」や「トゥー・ウィークス・ノーティス」など、これまでの彼女の作品では、元気娘というイメージが強かったが、この作品では反対に、彼女の儚げな一面を楽しむことができた。キアヌのそれを差し引いても、最初から最後まで爽やかな世界感を醸し出している。点数の45点に関してだが注意すべき点がいくつかある。まず当然かもしれないが「同調できる人には楽しい作品だろうが、そうでない人には実につまらない作品だ」また「ミステリー好きな方は止めておいたほうがいい。最初の5分でほとんど先が読めてしまう」2種類の結末まで予想できるが、それもハリウッドであればこちらの結末だと9割の確立で当たる。ストーリーに工夫を。とも思ったが韓国純愛直球型のリメイクではしょうがないのかもしれない。何度も言うが静かな恋愛映画がお好きな方ならプラス30点だ。
最後に現代では携帯電話やインターネットの普及で「待つこと」が少なくなった。「会いたくても会えない」とか、「すれ違う」とか、そういったシチュエーションが減ってきている。この映画では、あまり利用しなくなった「手紙」でやり取りするところや二年間というギャップが生むもどかしさが恋心を盛り上げていくのが楽しい。あまり細かい事は気にしないほうが、純粋に楽しめる。あと、わざわざ邦題を「イルマーレ」ではなく原題の「The Lake House」で良かった気がする。
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似顔絵はツカエルサイトで作成しました。
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